屋根下地
屋根材を支える木下地は「野地板」と呼ばれる台板で、防火・準防火地域では耐火性能に優れる「耐火野地板」が用いられます。
厚みは太陽光パネルを設直することを想定して近年は12mm厚・15mm厚の板が多く使用されています。
野地板の上に防水シートを敷いて屋根下地を作るのですが、「バラ板(杉の板)」を並べて屋根の下地としていた頃に比べ
ると、雨漏れの心配は格段に少なくなっています。しかした
年劣化や雨の侵入などでフカフカするようになると、再選れなどのトラブルのリスクが高くなります。
そうなると下地物を交換又は重ね張りをする必要があります。
なお野地板の新用年数は約30年です。
シーリングとコーキング
サイディングの継ぎ目や窓まわりなどの材料同士の隙間を塞ぐペースト状の詰め物のことを「シーリング」といいます。
「ではコーキングとは何?」と疑問に思う人も多いでしょう。結論から言うとどちらも同じです。
建築業界では両方の呼び方が存在しているのです。
以前J IS規格には「シーリング材」の他に「油性コーキング材」の規定がありました。
廃番となりましたが歴史は古く、今でも「コーキング」の呼び名が浸透しています。
ちなみに「シーリング(sealing)」は密閉するという意味で、「コーキング(caulking)」は隙間を埋める、詰め物をするという意味です。