Vカット・Uカットとは
輪が0.3mmを超すよっなクラックはモルタルを買通するほどの深さがあると考えられます。
そのため表面だけではなく深いところまでシーリングを充填して亀裂を埋める必要があります。
シーリングを奥深く充填するためにクラックの線に沿ってV字になるようにカットを入れてから補修をします。この方法をVカットと言います。
UカットはU子に曲線を入れてカットする方法で、シーリング材に接着する面が広くなるため、Uカットを採用することも多くなりました。
クラック(ひび割れ)
ヘアークラック
ヘアークラックは髪の毛ほどの細いクラックで、幅が0.3mm以下のものを指します。
緊急性はないが、特に横に伸びたクラックは細くても塗膜内に水が入り込みやすく、水が入るとふくれが生じるので注意が必要です。
原因の多くは素地の膨張収縮によって電裂を起こす、いわばモルタルの性質上のもの。
一方塗装工事が要因になることもあります。
下地の塗膜との相性が悪かったり、塗装時に素地の乾燥状態が適切でなかったなどが挙げられます。
構造クラック
幅が0.3mmを超すクラックは、「構造クラック」といいます。
「貫通クラック」とも呼ばれ、基材に深く入り込んで構造材に影響を及ぼす心配があります。
もともと軽微なクラックだったものが進行して深くなる例もあるが、建物の歪みや不同沈下等に起因して生じるものもあります。
クラックは水が建物内に侵入して建物の安全を脅かすこともあるが、逆に建物や地盤の問題を知るきっかけになることもあります。
いずれにしても早く補修をする必要があります。
補修方法は、Vカット(Uカット)が一般的に行われています。