縁切りとは

「緑切り」とは、屋根を塗装する時に使われる用語で、この作業を怠ると、雨漏れの原因にもなります。

屋根材の1枚1枚が重なっているわずかな隙間、この隙間は屋根材の裏側に入り込んだ雨水を排水する役目があるのですが、塗装をすることでこの隙間を塞いでしまいます。

すると水が排水されないばかりか、塗膜の蓋を通して外側の水まで毛細管現象により吸い込んでしまうのです。

そのため塗装の際は塗膜でできた蓋をカッターなどで切る作業が必要になり、これを「縁切り」と呼びます。以前は上塗り後に行っていましたが、手間がかかる上、屋根に足跡が残るという難点がありました。

最近は下塗り後に「タスペーサー」という器具を差し込んで隙間を確保し、その後に中・上塗りをするという方法が多く用いられるようになりました。


2023/03/23 16:30 | 固定リンク | リフォーム知識
シーリングの打ち替え・増し打ち
シーリングの打ち替え・増し打ち

シーリング工事には「打ち替え」と「増し打ち」の方法があります。

「打ち替え」はカッターを入れて古いシーリングを取り、新たに打ち直す工事で、「増し打ち」は既存のシーリングを取らずに上からなぞるように打ち増しをする工事です。

塗装のタイミングで打ち替えをするのが一般的だが、カッターを入れることが難しい場所や、部分的に傷んだところだけ補修したいなどの理由で増し打ちをすることもあります。

窓まわりでカッターを入れづらい場所は増し打ちをすることも多い。

この場合シーリングの断面が三角形になるため「三角シール」と呼ばれます。


2023/03/22 16:09 | 固定リンク | リフォーム知識